腰痛に効く薬はある?市販薬の効果も解説

しびれている手

腰痛は、多くの方が一度は経験したことがある身近で辛い症状のひとつです。

デスクワークや立ち仕事、重いものを持ち上げる作業など、日常生活の様々なシーンで腰痛が生じる可能性があります。

また、腰痛の原因は多岐にわたり、筋肉の疲労や緊張、椎間板の問題、神経の圧迫など、様々な要因が複雑に関与している場合も少なくありません。

さらに、腰痛には「ぎっくり腰」のような急性の痛みから、慢性的に続く鈍い痛みまで、症状の現れ方も人それぞれです。

この記事では、腰痛の原因から対処方法、そして医薬品を理解して使用するための重要なポイントまで、専門的な知識をわかりやすく解説いたします。

また、医師の処方箋が不要な医薬品(市販薬)についても、正しい選び方や使用上の注意点などを詳しくご紹介します。

腰痛に悩まされている、腰痛の症状を少しでも緩和したい、きちんと理解した上で市販薬を使用したいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

腰痛とは?腰痛の原因は?

しびれている脚

腰痛とは、腰部(腰椎周辺)やその周辺の筋肉、靭帯、椎間板などに生じる痛みの総称です。

腰痛の痛みは「ズキズキ」、「ジンジン」、「重い感じ」として感じられることが多く、軽度なものから日常生活に大きな支障をきたすものまで、痛みの程度は様々です。

また、腰だけではなく、お尻や太ももの裏側まで痛みやしびれ感が広がる場合もあり、腰痛の症状の現れ方は人によって大きく異なります。

筋肉の疲労・緊張による腰痛

腰痛の原因として多いのが、腰周りの筋肉の疲労や緊張によるものです。

長時間の同じ姿勢(デスクワークや立ち仕事など)、重いものを持ち上げる作業、急な動作などによって、腰部の筋肉に過度な負担がかかることで痛みが生じます。

特に、普段運動をしていない方が急に重いものを持ったり、無理な姿勢をとったりすると、筋肉に炎症が生じ、それが腰痛の引き金となる可能性があります。

また、ストレスや疲労の蓄積によっても筋肉の緊張が高まり、慢性的な腰痛に発展する場合もあります。

加齢による腰痛

年齢を重ねることで、腰椎や椎間板が変化し、腰痛が生じやすくなります。

加齢とともに椎間板の水分量や弾力性が低下することで、腰椎にかかる負担が大きくなり、痛みやしびれが発生する場合があります。

また、腰を支える筋力の低下や柔軟性の減少も、腰痛の原因となることがあります。

特に、肥満傾向にある方(過体重の方)の場合、体重によって腰部にかかる負担が大きくなりますので、腰痛が起こりやすくなります。

神経の圧迫による腰痛

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などにより、腰部の神経が圧迫されることで腰痛が生じる場合もあります。

神経の圧迫による腰痛の場合、腰の痛みだけではなく、お尻から足にかけてのしびれや痛み(坐骨神経痛)を伴うことが多いのが特徴です。

生活習慣による腰痛

姿勢の癖(猫背や反り腰など)や生活習慣も腰痛の原因となります。

猫背や反り腰などの姿勢、運動不足による筋力低下、睡眠不足やストレスの蓄積なども、腰痛を引き起こしたり悪化させたりする要因となる可能性があります。

また、柔らかすぎるマットレスや高すぎる枕なども、腰痛の原因となることがありますので、日常的に腰痛に悩まされているという方は、生活習慣や姿勢を見直すことも重要です。

腰痛の予防・治療方法

腰痛では、痛みの原因や症状の程度に応じて適切な治療法を選択することが重要です。

急性の腰痛(ぎっくり腰など)では安静と痛みの軽減が主な治療目的となり、慢性的な腰痛では、筋力強化や姿勢改善などの予防的な対策が重要となります。

急性期の腰痛治療

痛みが発症してからの期間として、おおよそ「発症後1ヶ月程度までの腰痛を急性腰痛」、「3ヶ月以上続くものを慢性腰痛」と呼ぶことがあります。※

急性期(痛みが強い時期)の治療としては、まず痛みと炎症を抑えることが重要です。

痛み止めなどの医薬品を適切に使用しながら、安静にして腰部の状態を落ち着けることが重要です。

痛みが強い時期に無理に腰部や体を動かすと、より症状が悪化してしまう可能性があるため、適度な安静が必要となります。

痛みが軽減してきたら徐々に日常生活に戻していくことが大切です。

慢性期の腰痛治療・予防

慢性期に入ると、痛みの軽減とともに腰部の機能改善が重要となります。

ストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法により、腰を支える筋肉を強化し、腰痛の再発を予防することが大切です。

また、正しい姿勢の維持や生活習慣の改善も、慢性腰痛の治療には欠かせません。

さらに、コンドロイチンやビタミンB群を配合した医薬品を適切に使用することで、軟骨に弾力性を与え、神経機能の改善により痛みの緩和をサポートすることが可能です。

日常生活での腰痛対策

腰痛の予防や改善には、日常生活での注意点も重要です。

重いものを持つ際は膝を曲げて腰を落とし、物を体に近づけてから持ち上げる、長時間同じ姿勢を避けて適度に体を動かす、適切な体重を維持するなど、腰部への負担を軽減する工夫が大切です。

また、ストレス管理や十分な睡眠も、腰痛の予防には重要な要素となります。

【市販薬】腰痛に対するアクテージHK錠の効果は?

アクテージHK錠

アクテージHK錠は、腰痛を含む関節痛や筋肉痛に対して効果が期待できる「第3類医薬品」です。

「第3類医薬品」ですので、医師の処方箋は不要であり、「市販薬」としてご使用いただくことが可能です。

そんなアクテージHK錠には、「ビタミンB群」や「コンドロイチン」など、腰痛の症状改善に効果が期待できる、複数の有効成分が配合されています。

アクテージHK錠の特徴

アクテージHK錠は、コンドロイチンをはじめ、ビタミンB群(B1・B6・B12)が配合されている、第3類医薬品です。

アクテージHK錠に配合されているビタミンB1誘導体「フルスルチアミン」は、体内で活性型ビタミンB1となることで、神経のケアをサポートし、腰痛や関節痛、神経痛などの様々なつらい症状の緩和に効果が期待できます。

ビタミンB群(B1、B6、B12)は、神経機能の維持に重要な役割を果たしている栄養素であり、神経の新陳代謝を促進し、神経の働きを正常に保つことで、痛みやしびれの改善に効果が期待できます。

アクテージHK錠の効能効果

  • 1.次の諸症状の緩和
    関節痛・筋肉痛(腰痛、肩こり、五十肩など)、神経痛、手足のしびれ、眼精疲労、便秘
  • 2.次の場合のビタミンB1の補給
    肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時
  • 3.脚気

ただし、上記1および3の症状について、1ヵ月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師または薬剤師に相談すること。

アクテージHK錠の用法・用量

15歳以上の方
1回3錠を1日2回、食後すぐに水またはお湯でかまずに服用すること。

15歳未満の方は服用できません。

アクテージHK錠の副作用や安全性

アクテージHK錠は第3類医薬品に分類されており、第3類医薬品は比較的安全性の高い医薬品といえます。

しかし、いくつかの副作用や注意点があります。

消化器系の副作用として、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢などが報告されています。

また、皮膚症状として、発疹、かゆみなどのアレルギー反応が起こる可能性があります。

これらの症状が現れた場合は直ちに使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

用法・用量を守って、正しくご使用いただくことが重要です。

アクテージHK錠の使用上の注意

  • 1.次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
    薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  • 2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
    皮膚:発疹・発赤、かゆみ
    消化器:吐き気・嘔吐、口内炎、食欲不振、胃部不快感
  • 3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
    軟便、下痢
  • 4.1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること

腰痛には「アクテージHK錠」を正しくご使用ください

腰痛は、適切な治療や予防、日々の生活習慣の改善により、症状の緩和が期待できます。

急性期には安静と痛みの軽減を図り、慢性期には運動療法や生活習慣の見直しを行いながら、継続的な腰痛予防(治療)を行っていくことが重要です。

アクテージHK錠は、神経をケアして、痛みに効く「ビタミンB群(B1、B6、B12)」を配合しており、腰痛をはじめとする関節痛や筋肉痛、神経痛などの症状緩和が期待できる市販薬(第3類医薬品)です。

さらに、軟骨に弾力性や保水性を与える役割である「コンドロイチン」も配合しております。

アクテージHK錠はもちろん、医薬品を使用する際には、必ず用法・用量を守り、副作用に注意しながら使用してください。

つらい腰痛の症状を改善するためにも、医師または薬剤師、登録販売者の指示を守って、正しくアクテージHK錠をご使用ください。