【手足のしびれ】市販の医薬品の選び方を分かり易く解説

しびれている手

手足のしびれは、多くの方が経験する辛い症状のひとつです。

一言で「手足のしびれ」といっても、その症状は軽度なものから日常生活に支障をきたすものまで様々であり、原因も多岐にわたります。

手足のしびれの原因としては、長時間の同じ姿勢や神経の圧迫だけではなく、血行不良、ビタミン不足、何らかの疾患によるものまで、様々な要因が関与する可能性があります。

この記事では、手足のしびれの原因から対処方法、そして医薬品を使用するための重要なポイントまで、専門的な知識をわかりやすく解説いたします。

また、市販薬(医師の処方箋が不要な医薬品)についても、正しい選び方や使用上の注意点などを詳しくご紹介します。


手足のしびれに悩んでいる、しびれの症状を少しでも緩和したい、きちんと理解した上で市販薬を使用したいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

手足のしびれとは?手足のしびれの原因は?

しびれている脚

手足のしびれは、末梢神経の機能低下や血行不良などによって起こる症状の総称です。

「ピリピリ」、「チクチク」、「ジンジン」といった感覚異常として現れることが多く、時には痛みを伴うこともあります。
そんなしびれの原因には様々なものがあります。

神経の圧迫によるしびれ

長時間の同じ姿勢や、神経が圧迫されることで、しびれが生じる場合があります。

例えば、長時間の正座や腕枕、デスクワークなどによって、しびれが生じた経験があるという方も多いのではないでしょうか。


一時的な神経の圧迫によるものだけではなく、頸椎や腰椎の問題により、神経根が圧迫されることで手足のしびれが生じる場合もあります。

血行不良によるしびれ

血液循環が悪くなることで、手足の末端に十分な酸素や栄養が供給されなくなり、しびれが起こる場合があります。

冷えや運動不足、喫煙などによる血行不良によって、しびれが出現するという可能性もあります。

ビタミン不足によるしびれ

ビタミン不足もしびれの原因となる場合があります。

特に、ビタミンB群(B1、B6、B12)の不足は、神経機能の低下を招き、手足のしびれの原因となる可能性があります。

その他の原因

神経や血流、ビタミンなどの他、様々な疾患(基礎疾患)が手足のしびれの原因となることもあります。

また、薬剤の副作用や過度なアルコールの摂取、精神的なストレスや不安感が、しびれを発生させる可能性もありますので、しびれの原因を精査することが重要となります。

手足のしびれの予防・治療方法

手足のしびれを予防・治療するためには、しびれを引き起こしている原因を明らかにし、その原因に応じた適切なアプローチを行うことが重要です。


また、原因に対する治療を行うだけではなく、「今起きているしびれや痛みを緩和する治療(対症療法)」も同時に実施していくことが大切です。

適切な治療を行うことはもちろん、日常生活の中での対策を実施することで、手足のしびれの症状改善を目指していくことができます。

炎症を抑える薬(消炎鎮痛薬)

消炎鎮痛薬などを使用することで、炎症を抑えて痛みの軽減を図ります。

特に、炎症による手足のしびれや痛みには効果が期待できます。

神経の働きを助ける薬(ビタミン薬)

末梢神経のダメージによる手足のしびれが出現している場合には、神経の修復を助けるために、ビタミン薬が使用(処方)されるケースもあります。

「アクテージHK錠」も、ビタミンB群(B1、B6、B12)を含んでおり、神経の働きを助けることで、手足のしびれによる痛みの緩和が期待できます。

血流をよくする薬(末梢循環改善薬)

血流低下がしびれの原因と考えられる際には、手足の血流を改善する医薬品が使用される場合があります。

血行を促進することで、末梢組織への酸素や栄養の供給を改善し、しびれの症状緩和を図ることができます。

その他日常生活

散歩やストレッチなど、適度にからだを動かすことで、全身の血流が改善され、しびれの緩和や予防に繋がる可能性があります。

しかし、急性期(症状がひどいとき・病状が不安定な時期など)は安静が第一ですので、無理をせずお過ごしいただくことが重要です。


また、姿勢を正すことや、ストレスの緩和を図ることなども、手足のしびれの症状改善には大切です。

日常生活を見直し、無理なくできることから始めていくことがおすすめです。

【市販薬】手足のしびれに対する「アクテージHK錠」の効果は?

アクテージHK錠

アクテージHK錠は、手足のしびれを含む神経痛や関節痛に対して効果が期待できる「第3類医薬品」です。

「第3類医薬品」ですので、医師の処方箋は不要であり、いわゆる「市販薬」としてご使用いただくことが可能です。

そんなアクテージHK錠には、「ビタミンB群(B1、B6、B12)」や「コンドロイチン」など、複数の有効成分が配合されており、手足のしびれの症状改善(症状の緩和)が期待できます。

アクテージHK錠の特徴

アクテージHK錠には、ビタミンB1誘導体である「フルスルチアミン」のほか、ビタミンB6、ビタミンB12が配合されています。

これらのビタミンB群(B1、B6、B12)は、神経機能の維持に重要な役割を果たす栄養素であり、神経の働きを正常に保つことで、しびれや痛みの改善に効果が期待できます。

ビタミンB1誘導体である「フルスルチアミン」は、体内で活性型ビタミンB1となることで、神経のケアをサポートし、関節痛や腰痛、神経痛、そして手足のしびれなど、様々なつらい症状を緩和していきます。


また、ビタミンB6やビタミンB12が、その働きを支えることで、各種症状※の緩和が期待できます。
※効能を参照

アクテージHK錠の効能

アクテージHK錠は以下の効能を取得しています。

  • 1.次の諸症状の緩和
    関節痛・筋肉痛(腰痛、肩こり、五十肩など)、神経痛、手足のしびれ、眼精疲労、便秘
  • 2.次の場合のビタミンB1の補給
    肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時
  • 3.脚気

ただし、上記1および3の症状について、1ヵ月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師または薬剤師に相談してください。

アクテージHK錠の用法・用量

15歳以上の方は、1回3錠を1日2回、食後すぐに水またはお湯で服用してください。

錠剤は「かまずに」そのまま服用してください。

15歳未満の方は服用できません。

1日の服用回数はもちろん、用法用量を守ってご使用ください。


正しく服用していたとしても、手足のしびれ症状の改善がみられるまでには、数週間を要する場合もあります。

継続的な服用により効果が期待できますが、1か月程度使用しても改善が見られない場合は、医師または薬剤師にご相談いただきますようお願いいたします。


また、アクテージHK錠を服用中に他の医薬品の服用を開始する場合や、新たに医療機関を受診する際は、アクテージHK錠を服用していることを必ず医師または薬剤師にお伝えください。

アクテージHK錠の副作用や安全性

アクテージHK錠は第3類医薬品に分類されており、第3類医薬品は比較的安全性の高い医薬品とされています。しかし、いくつかの副作用や注意点があります。


  • 1.次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
    薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  • 2.服用後、皮膚に発疹・発赤、かゆみ、消化器系に吐き気・嘔吐、口内炎、食欲不振、胃部不快感の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
  • 3.服用後、軟便、下痢の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
  • 4.1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

アクテージHK錠は、用法用量を守って、正しくご使用いただくことが重要です。

現在何らかの病気を治療中の方・服用中の薬がある方

現在、何らかの病気で治療を受けている方や、他の医薬品を服用中の方は、アクテージHK錠を使用する前に必ず医師または薬剤師にご相談ください。

何らかの病気を治療中という方は、病気の状態だけではなく、服用中の薬との相互作用の可能性もありますので、服用前に医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。


また、医薬品に限らず、サプリメントや健康食品を使用中の方も、アクテージHK錠との飲み合わせを医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。

妊娠中・授乳中の方

アクテージHK錠には、「妊娠・授乳期のビタミンB1の補給」という効能がありますので、妊娠中・授乳中の方も、服用いただくことが可能です。

しかし、婦人科等で、他の医薬品を処方されているという方は、アクテージHK錠を使用する前に必ず医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。

手足のしびれには「アクテージHK錠」を正しくご使用下さい

手足のしびれを緩和するためには、症状の原因を明確にし、原因となる疾患を治療することはもちろん、日常生活での注意や生活習慣の見直しも行いながら、必要に応じて「アクテージHK錠」などの医薬品を正しく使用することが重要です。


アクテージHK錠は、神経機能の維持に重要な「ビタミンB群(B1、B6、B12)」を配合しており、手足のしびれをはじめとする神経痛や関節痛、筋肉痛などの症状緩和が期待できる市販薬(第3類医薬品)です。


さらに、軟骨に弾力性や保水性を与える役割である「コンドロイチン」も配合しておりますので、手足のしびれだけではなく、「五十肩」や「ひざの痛み」などの症状緩和も期待できます。

そんなアクテージHK錠はもちろん、医薬品を使用する際には、必ず用法・用量を守り、副作用に注意しながら安全に服用していただくことが重要です。


つらい手足のしびれの症状を改善するためにも、医師、薬剤師または登録販売者の指示を守って、正しく「アクテージHK錠」をご使用いただきますようお願いいたします。