更年期のめまいに効く薬とは?市販薬・第2類医薬品の効果と選び方

更年期のめまいによる不調で額を押さえる女性

めまいや立ちくらみは、日常でも頻繁に遭遇する症状のひとつですが、頻度や症状の強さによっては、日常生活に大きな影響を及ぼしてしまう可能性があります。

特に、更年期を迎えた女性の中には、突然のめまいに悩まされているという方も少なくありません。

更年期の女性にめまいの症状が出やすい理由としては、「更年期に伴うホルモンバランスの乱れ」がめまいの原因のひとつになるからです。

このようなケースには、めまいそのものの症状への対応だけではなく、ホルモンバランスや血流改善など、より根本的な原因に対するアプローチが重要となります。

この記事では、「更年期障害に伴うめまいの改善」を効能にもつ、市販薬「メグリオ(第2類医薬品)」について、その特徴や効果、正しい使い方まで詳しく解説いたします。

めまいに悩んでいる、更年期になって突然めまいが出るようになった、年齢とともに体のバランスがおかしく感じるといった方は、ぜひ最後までご覧ください。

更年期に起こるめまいの原因とは?

めまいで頭を押さえる女性

一般的に、更年期とは、閉経前の5年間と閉経後の5年間をあわせた約10年間を指します。

そんな更年期には、女性ホルモン(エストロゲン)に急激な変化が生じるため、自律神経のバランスが乱れやすくなることが知られています。

自律神経は、血圧や血流、体温調節などをコントロールしているだけではなく、メンタルや心にも影響を及ぼしています。

そのため、女性ホルモンの乱れによって、自律神経のバランスが崩れることで、めまいや立ちくらみ、のぼせや発汗といった、様々な症状が現れやすくなります。

このような症状を呈する状態が「更年期障害」です。

更年期のめまいの特徴

更年期(更年期障害)に伴うめまいには、様々なパターンがあります。

歩いているときにふらっとする「ふらつき感」や、バランスが取りにくいと感じるような感覚だけではなく、自分や周囲がぐるぐる回っているように感じる「回転性のめまい」が現れることもあります。

さらに、立ち上がったときにクラッとしたり、目の前が暗くなったりする「立ちくらみ」や、体がふわふわと浮いているような「浮遊感」を感じる方もいます。

これらのめまい症状は、のぼせやほてり、冷えや動悸、抑うつ傾向など、他の更年期症状と同時に現れることも多く、日常生活に大きな支障をきたしてしまう可能性もあります。

また、更年期障害に伴うめまいの場合、血圧や三半規管などに問題はなく、明確な原因が特定できないというケースも少なくありません。

そのため、めまいそのものを改善するだけではなく、女性ホルモンや自律神経の働きを整えるような、より幅広いアプローチが大切になります。

めまい以外の更年期障害の症状

更年期には、めまいと併せて、様々な症状(更年期障害の症状)が現れることも少なくありません。

たとえば、ホットフラッシュと呼ばれる、ほてりやのぼせ、突然の発汗といった症状は代表的な更年期障害の症状のひとつです。

また、手足が冷たく感じる冷え症、疲れやすさや倦怠感といった全身症状が出現することがあります。

それだけではなく、頭痛や頭が重く感じる症状、耳鳴り、寝つきが悪い・眠りが浅いといった不眠の症状に悩まされる方もいます。

このような身体的な症状に加えて、イライラや不安感といった精神的な症状が現れることもあり、これらの症状が複数同時に現れることで、日常生活の質(QOL)が大きく低下する場合も少なくありません。

このように、更年期障害に伴うめまいは、単独で起こるというよりも、様々な不調の一部として現れることが多いため、より総合的な対処が重要となります。

更年期のめまいに対する漢方治療

更年期のめまいや更年期障害に悩む方の中には、「めまいの薬を飲んでもなかなか改善しない」「一時的には良くなるけれど、また繰り返してしまう」といった経験をお持ちの方も少なくありません。

このような方の場合、「めまい」という症状そのものに対する西洋医学的な治療だけでなく、体質そのものにアプローチするような、より総合的な漢方薬治療が選択肢のひとつとして考えられます。

漢方や東洋医学では、めまいの症状を単独の問題として捉えるのではなく、体全体のバランスの乱れとして考え、体のバランスを整えるような治療を実施する場合があります。

また、漢方薬を用いた治療を行うことで、めまいだけでなく、同時に現れやすい冷え症やのぼせ、イライラ、不眠といった複数の症状に対して、総合的にアプローチすることも不可能ではありません。

頭痛に対して〇〇、めまいに対して〇〇、というように、ひとつひとつの症状への対応だけではなく、より総合的な体質改善を行うことが漢方薬の特徴です。

更年期のめまいに用いられる生薬

更年期のめまい(更年期障害に伴うめまい)に対しては、血を補い、血行を促進する生薬や、気の流れを整えるような生薬(成分のようなもの)が配合された漢方薬を用いる場合があります。

たとえば、「トウキ」や「センキュウ」は血行を促進し、「シャクヤク」は婦人科系の働きを整える作用があります。

また、「ジオウ」は体内の水分や血液を補い、「ニンジン」は元気や気力を補って精神を安定させる働きが期待できます。

このような生薬を組み合わせることで、めまいだけでなく、冷え症やのぼせ、イライラといった更年期の様々な症状に対して総合的にアプローチすることが可能になります。

めまいに効く市販薬「メグリオ」とは?

更年期の市販薬のメグリオ

メグリオは、更年期障害や血の道症に伴うめまいをはじめ、冷え症、のぼせなど、様々な症状に効果が期待できる「第2類医薬品」です。

第2類医薬品ですので、医師の処方箋は不要であり、市販薬として購入・使用することができます。

更年期のめまいは、女性ホルモンの急激な変化によって自律神経のバランスが乱れることで起こりやすくなります。

このようなホルモンバランスの乱れに起因するめまいに対して、メグリオは体の内側から働きかけることで、症状の緩和を目指していく薬剤です。

メグリオには、古くから女性特有の症状に用いられてきた7種類の生薬が配合されており、単にめまいの症状だけでなく、更年期に起こりやすい様々な不調に対して総合的にアプローチすることができる点が大きな特徴です。

のぼせや冷え症、動悸、頭痛、イライラなど、めまいと同時に複数の症状に悩まされている方にとっては、メグリオのような、より総合的なアプローチを検討していくことも大切です。

メグリオの特徴

メグリオは、漢方処方「四物湯」の構成生薬である「トウキ・シャクヤク・センキュウ・ジオウ」をベースに、「ニンジン・カンゾウ・コウブシ」を加えた、全7種類の生薬を配合した生薬製剤です。

これらの生薬がホルモンバランスを整え、血のめぐりをよくしたり、気力を高めることで、イライラ・不安感・のぼせ・ほてり・冷え症・めまいなど、更年期に出現する様々な症状にアプローチします。

また、メグリオは、更年期の女性の健康を考慮して処方設計を行っておりますので、めまいはもちろん、ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ・発汗)、冷え症・疲労倦怠感・頭痛・不眠・どうき・肩こり・腰痛、精神的な症状(イライラ)など、多様な症状に対して効果を期待することができます。

加えて、メグリオは、服用しやすい「錠剤タイプの生薬製剤」となっておりますので、「粉薬の漢方薬が苦手」という方にもご使用いただきやすい製剤です。

メグリオの成分

メグリオには、以下の7種類の生薬が配合されています。

  • ・トウキ:血を補い、血行を促進して冷えに働きかけます。
  • ・シャクヤク:婦人科系の働きを整えます。
  • ・センキュウ:血行を整え、冷えのぼせなどの症状を改善します。
  • ・ジオウ:体内の水分や血液を補います。
  • ・コウブシ:気の流れを整え、ストレスや情緒不安定に働きかけます。
  • ・ニンジン:元気を補い、体力をつけ、精神を安定させます。
  • ・カンゾウ:鎮痛作用があり、処方全体の調和をはかります。

これらの生薬が相互に作用することで、自律神経のバランスを整え、めまいをはじめとする更年期の様々な症状に働きかけます。

メグリオの効能

メグリオは以下の効能を取得しています。

  • 更年期障害、血の道症※1、月経不順、冷え症及びそれらに随伴する次の諸症状:月経痛、腰痛、頭痛、のぼせ、肩こり、めまい、動悸、息切れ、手足のしびれ、こしけ※2、血色不良、便秘、むくみ

※1血の道症:月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことを示します。

※2こしけとは、おりもののことを示します。

メグリオの用法・用量

次の量を食後に、水またはお湯で服用してください。

  • 15歳以上:1回3錠、1日3回
  • 11歳以上14歳:1回2錠、1日3回
  • 11歳未満:服用しないこと

メグリオの副作用や注意点

メグリオを安全に使用するために、以下の点にご注意ください。

  • 1. 次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すること。
    (1)医師の治療を受けている人。
    (2)胃腸が弱く下痢しやすい人。
    (3)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  • 2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること。
    皮膚:発疹・発赤、かゆみ
    消化器:吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛
  • 3. 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること。
    下痢
  • 4. しばらく服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること。

【保管および取扱い上の注意】

  • (1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に密栓して保管すること。
  • (2)小児の手の届かない所に保管すること。
  • (3)他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)。
  • (4)ビンの中の詰め物は、フタをあけた後はすてること(詰め物を再びビンに入れると湿気を含み品質が変わるもとになる。詰め物は、輸送中に錠剤が破損するのを防止するためのものである)。
  • (5)服用のつどビンのフタをしっかりしめること(吸湿し品質が変わる)。
  • (6)使用期限を過ぎた製品は服用しないこと。
  • (7)箱とビンの「開封年月日」記入欄に、ビンを開封した日付を記入すること。
  • (8)一度開封した後は、品質保持の点から開封日より6ヵ月以内を目安になるべくすみやかに服用すること。

更年期のめまいには市販薬「メグリオ」を正しく使用しましょう

更年期に伴うめまいは、女性ホルモンの急激な変化によって自律神経のバランスが乱れることで生じる、代表的な更年期障害の症状のひとつです。

メグリオは、女性特有の症状に用いられている7種類の生薬を配合しており、めまいをはじめ、更年期障害、血の道症、月経不順、冷え症などの症状緩和が期待できる市販薬(第2類医薬品)です。

ホルモンバランスの乱れからくる、めまい・のぼせ・冷え症・動悸など、多様な症状に効果が期待できますので、更年期のめまいに悩んでいる方は、メグリオなどの漢方薬による治療も検討していくことが大切です。

メグリオはもちろん、医薬品を使用する際には、必ず用法・用量を守り、副作用に注意しながら正しくご使用いただきますようお願いいたします。

また、症状が改善しない場合や、気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。